脳性麻痺と会話|当事者ヒロヤスが感じる伝わる喜びと見えない苦労

脳性麻痺でも会話できる?と書いてある。イラストの画像 脳性まひ

脳性麻痺の会話について

「脳性麻痺の人は会話ができないのでしょうか?」

実際にインターネットで「脳性麻痺 会話」と検索すると、このような疑問を持っている方が少なくないことがわかります。

脳性麻痺と聞くと、「歩けない」「動けない」「話せない」といったイメージを持たれることがあります。しかし、脳性麻痺の症状や障害の程度は一人ひとり異なり、会話ができる人もいれば、言語障害によってコミュニケーションに工夫が必要な人もいます。

ぼく自身は脳性麻痺による四肢麻痺があり、電動車椅子で生活しています。それでも日常生活の中で人と会話をしたり、このブログの記事を音声入力で作成したりすることができます。

もちろん、会話ができるからといって何の苦労もないわけではありません。体調や筋肉の緊張によって話しづらくなることもありますし、電話での会話に苦手意識を感じることもあります。

今回は、脳性麻痺当事者のぼくが感じる「会話の難しさ」と「話せることの大切さ」について、自身の経験を交えながらお伝えしたいと思います。

このブログのアイキャッチ画像は、ChatGPTを使用しております。

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脳性麻痺でも会話ができる人はたくさんいる

脳性麻痺という障害は、本当に人それぞれです。

比較的軽度で会話もでき、身の回りのことを一人で行える方もいます。一方で、車椅子を利用しながら生活している方や、医療的ケアが必要な方もいます。

会話についても同じです。

発音がはっきりしていて会話に困らない方もいれば、言語障害によって発声が難しい方もいます。文字盤やタブレット、意思伝達装置などを活用してコミュニケーションを取っている方もいます。

つまり、「脳性麻痺だから会話ができない」というわけではありません。

まず知ってほしいのは、脳性麻痺の人すべてが同じではないということです。

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会話ができることと会話が得意なことは違う

ぼくは比較的会話をすることができます。

しかし、会話ができることと会話が得意なことは少し違います。

話をするときは、思っている以上に体力を使います。脳性麻痺による筋肉の緊張があるため、長時間話していると疲れたり、発音しづらくなったりすることがあります。

また、緊張するとさらに話しにくくなることもあります。

対面での会話は比較的できますが、電話での会話は今でも苦手です。特に初めて連絡する相手との電話は、とても緊張します。

家族や友人など、ぼくの話し方に慣れている人との会話は比較的スムーズです。しかし、初対面の方との会話では聞き返されることもあります。

そのため、「会話ができるから困っていない」と思われてしまうと、少し違うなと感じることがあります。

話せるから大丈夫とは限らない

行政の担当者の方や初めて会う方から、「普通に会話できますね」と言われることがあります。

もちろん悪気があって言われているわけではありません。

しかし、脳性麻痺のある人の会話は、その日の体調や筋肉の緊張状態によって大きく変わることがあります。

調子の良い日はスムーズに話せても、疲れている日や緊張している日は発音が不明瞭になることもあります。

相手に聞き取ってもらえるように意識して話すこと自体が、大きなエネルギーを必要とする場合もあります。

比較的話せる脳性麻痺当事者の中には、同じような思いを抱えている人も少なくないのではないでしょうか。

会話ができることと、会話による負担がないことは別の話です。このことを少しでも理解していただけるとうれしく思います。

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会話が難しい人もたくさんいる

一方で、ぼくよりも会話に大きな困難を抱えている方もたくさんいます。

言語障害があり、言語聴覚士(ST)のリハビリを受けながら発声やコミュニケーションの練習を続けている方もいます。

また、文字入力や意思伝達装置を活用しながら、自分の気持ちや考えを伝えている方もいます。

コミュニケーションの方法は人それぞれです。

声で話すことだけがコミュニケーションではありません。大切なのは、自分の思いや考えを相手に伝えることだとぼくは思います。

ぼくにとって話せることは大切な宝物

ぼくは比較的会話ができることを、とてもありがたいことだと感じています。

実際、このブログの記事も音声入力を活用しながら作成しています。

話すことができるからこそ、自分の経験や考えを発信することができます。

最近はSNSやインターネットの普及によって、文字でのコミュニケーションが増えました。もちろん文字でのやり取りも大切です。

それでも、自分の声で思いを伝えられることには特別な価値があると感じています。

脳性麻痺があっても会話ができる人はたくさんいます。そして、会話ができる人にも見えにくい苦労があります。

ぼくにとって、話せることは当たり前ではなく、大切な宝物です。

これからも、この力を活かしながら自分の経験や思いを発信していきたいと思います。そしてこの記事が、脳性麻痺とコミュニケーションについて知るきっかけになればうれしいです。

まとめ

脳性麻痺だからといって、必ずしも会話ができないわけではありません。

実際にぼくのように会話ができる当事者もいますし、さまざまな方法でコミュニケーションを取っている方もいます。

一方で、会話ができる人にも発音の難しさや疲れやすさ、緊張による話しづらさなど、見えにくい苦労があります。

大切なのは、「脳性麻痺の人はこうだ」と決めつけるのではなく、一人ひとり違うことを知ることではないでしょうか。

この記事を通して、脳性麻痺と会話について少しでも理解を深めていただけたら幸いです。

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