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健常者の人の本を開き、次のページへめくろうとする。何気ないそのことが、脳性まひという身体の特性を持つぼくヒロヤスにとっては時に「大きな壁」となることがありました。長年抱えてきたという悩み「本を破ってしまう」しかし、テクノロジーの進化、特に電子書籍の普及が、その悩みを過去のものにしてくれました。かつては読書に対して「諦め」に近い感情を持っていた僕が、今ではどのようにして読書の自由を取り戻したのか。今回は、僕がiPhoneとKindleを使って見つけた、障がいがあっても快適に本を楽しむ方法について紹介したいと思います。
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脳性まひの身体障がいがある僕にとって、読書において最も困難だったのは、物語を楽しむことではなく「物理的にページをめくること」でした。
僕の身体は、何かに集中したり、指先などの細かい動作を行おうとしたりすると、自分の意思とは裏腹に強い「緊張」が入ってしまいます。この緊張が指先に伝わると、力の加減をコントロールすることが非常に難しくなります。
特に子供の頃、大好きだったコミック本を読もうとチャレンジした時のことは忘れられません。何度か読もうと試みるのですが、かなりの確率でページを破ってしまっていました。一刻も早く次の展開を知りたいというワクワク感が、さらに身体の緊張を呼び、結果として大切な本を傷つけてしまう。敗れてしまった紙の感触と、「どうして普通にめくることができないんだろう」という自分自身へのもどかしさは、今でも鮮明に覚えています。
当時は、本を読むたびに敗北感を味わっているような気分でした。次第に、誰かの助けなしに一人で本を読むことは、自分には向いていないのかもしれないと考えるようになっていきました。
デジタルがもたらした「破れない」という安心感
時代は進み、本は「紙」という物理的な形から「デジタル」というデータへと形を変え始めました。この変化は、僕にとって単なる時代の進化以上の意味を持っていました。
電子書籍(Kindle)を取り入れたことで、僕が最も恐れていた「本を破ってしまうリスク」が物理的に消滅したのです。どれほど手に緊張が入っても、どれほど力強く画面に触れてしまっても、デジタルのページが破れることはありません。この「絶対に破れない」という事実は、僕の心から読書に対する恐怖心や緊張感を取り除いてくれました。
電子書籍なら、ページをめくる動作は画面を軽くタップする、あるいはわずかに指を滑らせるだけで完結します。紙の本のように両手で本を押さえ、薄い紙を一枚だけ正確につまみ上げるという、僕にとっての「高度な技術」はもう必要ありません。自分のタイミングで、自分の力加減で、誰の手も借りずに物語を読み進めることができる。デジタル化は、僕にとって「読書のバリアフリー化」そのものだったのです。
iPhoneとKindleアプリ:手元のデバイスが図書館になる
現在、読書に活用しているのは、iPhoneに入れた「Kindle」アプリです。常に持ち歩いているスマートフォンが、そのまま自分専用の書斎や図書館になります。
特に、AmazonのPrime会員であれば追加料金なしで一部の本が読めるサービス(Prime Reading)
は、僕が再び読書の習慣を取り戻す素晴らしいきっかけとなりました。まずは気軽に一歩を踏み出せる環境が整っていたのは、非常にありがたいことでした。
iPhoneで読むメリットは、単に「破れない」ことだけではありません。
- 文字サイズの変更: 自分の視力や体調に合わせて、文字を大きくしたりフォントを変えたりできます。
- 画面の明るさ設定: 目が疲れにくいように背景色(セピアや黒など)を調整できます。
- アクセシビリティの活用: Apple製品に馴染みがある僕にとって、iPhoneの直感的な操作性は、緊張による誤操作を防ぐ助けにもなっています。
以前はあんなに苦労していた「ページをめくる」という行為が、今では何のストレスもなく、自然に行えるようになっています。
おわりに:諦める前に試してほしい新しい読書の形
かつて、ページを破ってしまうことが怖くて本から離れてしまった僕ですが、今はiPhoneの画面をタップしながら、毎日新しい知識や物語に出会っています。ITやスポーツ、日常の気づきを発信する僕のブログ活動においても、電子書籍を通じたインプットは今や欠かせない栄養素となっています。
もし、かつての僕と同じように「身体的な理由で本をきれいに読めない」「ページをめくるのが苦痛だ」と読書を諦めている方がいれば、ぜひ一度、手元のスマートフォンでKindleアプリを開いてみてください。そこには「破れる心配のない」自由な読書の世界が広がっています。
テクノロジーは、僕たちの不自由を「自由」に変えてくれる力を持っています。もう、読書で失敗感を感じる必要はありません。僕と一緒に、デジタルの力を使って、好きな本を好きなだけ楽しみましょう。
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