脳性麻痺の装具とは?ヒロヤスが40年近く使い続けている短下肢装具について

脳性麻痺装具について 脳性まひ

脳性麻痺のある方の中には、装具を使用している人も多いのではないでしょうか。ぼくヒロヤス自身も脳性麻痺の障害を持って生まれ、3歳頃から短下肢装具を使用してきました。

今年で42歳になりますが、装具とは約40年にわたる長い付き合いになります。

今回は、ぼくの経験をもとに、脳性麻痺の身体障がい者にとって装具がなぜ必要なのか、そして装具を使用することでどのようなメリットがあるのかについて紹介したいと思います。

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脳性麻痺と筋緊張の関係

ぼくのヒロヤスのブログでも何度かお伝えしていますが、ぼくは脳性麻痺という障害を持っています。

脳性まひにはさまざまなタイプがありますが、ぼくの場合は痙直型です。痙直型の特徴のひとつに「筋緊張」があります。

筋緊張とは、自分の意思とは関係なく筋肉が強く緊張してしまう状態です。特に足の筋肉が突っ張りやすく、足首が思うように動かなかったり、足が伸びたままになったりすることがあります。

そのため、歩行や立位を安定させるために装具が活用されます。

脳性麻痺の人が装具を使う理由

ぼくは、お医者さんや理学療法士さんではありませんので専門的な説明はできませんが、自分自身の経験から考えると、装具には次のような役割があると感じています。

足首からふくらはぎを安定させるため

脳性麻痺では足首が不安定になりやすく、立ったり歩いたりするときにバランスを崩しやすくなります。

装具によって足首を支えることで、より安定した姿勢を保ちやすくなります。

足や関節の変形を予防するため

筋肉の緊張が強い状態が続くと、関節や筋肉に負担がかかり、変形につながる場合があります。

装具は正しい位置を保つサポートをしてくれるため、変形予防にも役立つと考えられています。

筋肉を伸ばしやすくするため

痙直型の脳性麻痺では筋肉が硬くなりやすいため、装具によって適切な姿勢を維持することで筋肉を伸ばしやすくする効果も期待できます。

体重をかけやすくするため

足裏全体で体重を支えやすくなることで、立位や歩行の安定につながります。

装具にはどんな種類があるの?

装具にはさまざまな種類がありますが、大きく分けると次の3つがあります。

短下肢装具

ぼくが現在も使用している装具です。

足首からふくらはぎまでを支える比較的短いタイプで、脳性麻痺の方の中でも使用している人が多い装具ではないかと思います。

中下肢装具

膝の途中あたりまである装具です。

ぼくは使用した経験がないため詳しくありませんが、短下肢装具よりも広い範囲をサポートする装具です。

長下肢装具

股関節の近くまで長さがある装具です。

主に立位訓練やリハビリテーションなどで使用されることが多い印象があります。

ぼくと短下肢装具の長い付き合い

ぼくは3歳頃から短下肢装具を使用しています。

現在は車いす生活が中心ですが、一人で長時間家にいるときなどは短下肢装具を装着することがあります。

装具をつけることで足首やふくらはぎが安定し、手すりにつかまりながらの伝い歩きも比較的行いやすくなります。

装具があることで、少しでも自分の力を活かして身体を動かせることは大きなメリットだと感じています。

約40年間使い続けてきた装具ですが、おそらくこれからもぼくの生活を支えてくれる大切な存在であり続けると思います。

すべての脳性麻痺の人に装具が必要なわけではない

ぼくのような痙直型の脳性麻痺では装具を使用する人が多い印象があります。

一方で、脳性麻痺にはさまざまなタイプがあり、症状も人によって大きく異なります。

そのため、すべての脳性麻痺の人に装具が必要というわけではありません。

装具が必要かどうか、どのような装具が合っているのかは、一人ひとりの身体の状態によって変わってきます。

まとめ

脳性麻痺の装具は、足首や関節の安定、変形予防、歩行のサポートなど、さまざまな役割を担っています。

ぼく自身、3歳から現在まで短下肢装具を使用してきましたが、装具によって身体を支えられてきた場面は数え切れません。

装具は決して「みんな同じものを使う」ものではありません。医師や理学療法士さん、義肢装具士さんなどの専門家と相談しながら、自分の身体に合った装具を選ぶことが大切です。

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