こんにちは!バスケットボール男子のW杯予選開幕でテンションマックスの脳性まひのヒロヤスがお届けする、観戦記10です。
今回は、DAZNで観戦した「FIBAバスケットボールワールドカップ2027 アジア地区予選 Window1」のチャイニーズタイペイとの2連戦(11月28日と12月1日)を振り返ります。結果から言うと、ホームアンドアウェーで行われた2試合、日本代表は見事に2連勝を飾り、W杯予選の好スタートを切りました!バスケットボールファンの僕、ヒロヤスとしてはものすごく嬉しかったです。
そして、このWindow1で最も注目すべきは、昨年からB.LEAGUE千葉ジェッツでプレイしている元NBA選手の渡邊雄太選手がキャプテンとして日本代表を力強くまとめ上げていたことです。彼の存在が、パリ五輪出場を経てさらに成熟を目指すチームにもたらした安定感と推進力は計り知れませんでした。
第1戦 神戸での快勝劇
初戦は、初めて日本の神戸市で開催されました。
序盤から日本代表がリードを奪い、終始試合の主導権を握る展開となりました。この試合で特に大活躍したのは、キャプテンの渡邊雄太選手と、スリーポイントシュートが得意な富永啓生選手でした。渡邊選手はチームハイの20得点に加え、5リバウンド、5アシストとオールラウンドな貢献を見せました。富永選手も持ち前のシュート力を発揮し、第2クォーターには3ポイントシュートが次々と決まるなど、前半で大きくリードを奪い、流れを決定づけました。結果は90対64の快勝!ホームの観客を熱狂させる、最高のスタートとなりましたね。
第2戦 アウェーの試練と西田優大の爆発
続く第2戦は、舞台をチャイニーズタイペイのホーム、新荘体育館に移して行われました。
さすがにホームの意地があります。第1戦とは違ってチャイニーズタイペイも動きが良く、試合開始早々、9対0のランをされてしまいました。「やっぱりホームになると違うのかな」と、私も痛感しました。アウェーの洗礼を浴びた格好ですが、AKATSUKI JAPANは崩れませんでした。
流れを一変させたのが、第2クォーターで爆発した西田優大選手(SG)です!彼の得意なスリーポイントシュートを含む連続得点で、日本代表は一気に逆転に成功し、42対36とリードをして前半を終えました。レポートによると、西田選手はチーム最多の21得点を記録し、劣勢を覆すキーマンとなったようです。
後半に入っても、チャイニーズタイペイがホームの意地を見せて粘り、第3クォーター終盤には同点に追いつかれるなど、激しいシーソーゲームとなりました。しかし、最終的に勝敗を分けたのは、日本の総合力です。特に、ベンチから出場した選手の貢献度が際立ちました。日本のベンチメンバーが合計21点を挙げたのに対し、タイペイは10点にとどまり、この層の厚さが貴重なアウェーでの勝利を引き寄せました。最終スコア80対73で勝利を収め、ホームアンドアウェーで貴重な2勝を掴むことができました。
渡邊キャプテンの存在とチームの成熟
今回の2連戦は、国内リーグのB.LEAGUEがシーズン中にもかかわらず、集められた選手たちが本当に素晴らしいパフォーマンスを見せてくれたことに感謝しかありません。
特に、渡邊雄太選手のキャプテンシーはチームの大きな財産です。トム・ホーバスヘッドコーチが「相手がどんどん仕掛けてカオスを作りたい時、そこであせってプレーしない彼のような選手がいるとすごく助かります」と語っているように、彼の冷静沈着なプレイとディフェンスでの存在感が、チームを支えていることがよく分かります。
そして、第2戦で西田選手が示したような爆発力は、チームが特定の選手に頼りすぎず、新しい得点源を確立しつつある証拠です。ワールドカップで活躍した河村勇輝選手やジョシュ・ホーキンソン選手といった中心選手抜きでも、しっかりと勝ち切れる体制が整いつつあることは、アジア予選突破に向けて大きな希望です。
この連勝で、W杯予選突破へ大きく前進しました。次は、来年2月と3月に行われるWindow2での韓国、中国といった強豪との対戦です。熱い戦いを期待しましょう!

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