痛恨のホーム敗戦。島根スサノオマジック、佐賀バルーナーズに79-87で負けた

バスケットボール

2025年10月15日水曜日の夜にバスケットボールBリーグは早くも熱狂に包まれました。島根スサノオマジックにとって、この日は単なる平日開催の一戦ではありません。待ちに待った今シーズンのホーム開幕戦であり、新ペータル・ボジッチ ヘッドコーチが島根のブースターの前で迎える公式戦の初采配となった、特別な夜だったからです。新しい歴史の始まりを予感させる島根で、チームは佐賀バルーナーズを迎え撃ちました。

立ち上がりは、北川弘選手の活躍が光りました。彼の連続スリーポイントシュートなどで得点を重ね、島根がいいムードでリードする時間帯を作ります。しかし、元島根の金丸晃輔選手が本気を出しました。金丸タイム、彼の代名詞とも言える正確無比なスリーポイントシュートが次々と決まり、佐賀に逆転を許し、リードされて前半を終える展開になりました。

この日の島根は、本来の爆発力を発揮できませんでした。チームの主軸であるニック・ケイ選手や、ベンチから流れを変える役割を担うコティ・クラーク選手といった外国籍選手が、シュートの調子を落としてしまったのです。その結果、得点ランキングは日本人選手が上位を占めるという珍しい状況になりました。先週の土日に栃木ブレックスとのアウェイ連戦を戦い抜いた疲労からか、チーム全体に重さが見られ、終始、島根らしいペースで試合をコントロールすることができませんでした。

今シーズンの島根スサノオマジックが目指すのは、トランジション(攻守の切り替え)を重視した、スピーディーな展開のバスケットです。そのスタイルを支えるため、ロスター(チームに所属する選手の枠数のこと)には有能なガード選手が多く揃っています。しかし、昨シーズンまで貢献してくれた帰化選手が現状不在であることも、チームの大きな特徴です。

特に昨日の試合を観て痛感したのは、インサイドのタフさです。ニック・ケイ選手が頑張ってくれてはいるものの、リバウンドやゴール下での体の張り合いといったインサイドの攻防において、もう一人、彼の負担を軽減し、強靭さを見せてくれる選手が必要だと感じました。新スタイルを確立する上で、このインサイドの層の薄さが、今後の大きな課題となってくるかもしれません。

結局79-87で島根スサノオマジックが負けてしまいました。非常に残念です。

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