脳性まひの障がいを持っているぼくヒロヤスは、なかなか映画館で映画鑑賞をすることが難しいです。映画館までの道のり、座席への移動、そして鑑賞中の姿勢など、考えなければならない制約が多く、つい足が遠のいてしまいがちです。
そんなとき、本当に便利で心強いのが、**Amazon Prime Video(アマゾンプライムビデオ)**の配信サービスです。自宅の最もリラックスできる環境で、月額600円という手軽さで比較的新しい映画を観ることができます。動きづらいぼくヒロヤスにとっては、時間や場所の制約を受けずに、自分のペースで好きな作品を選べる、とても嬉しいサービスなのです。
1. はじめに:アマプラ映画鑑賞の利便性と「ヒロヤス鑑賞記」始動
この利便性のおかげで、最近また映画を観る習慣が戻ってきました。そこで、先週末観た作品として、女優新垣結衣さんが出演している映画**「違国日記」をピックアップ!心に深く残る作品だったので、その感想を「ヒロヤス鑑賞記」の第1回目**として、熱量込めて記事を書きたいと思います。
スポンサードリンク2. 作品概要:マンガ原作と突然始まった共同生活
まずこの映画、もともと人気コミックが原作だということもあり、その繊細な心理描写がどのように映像化されているのかに注目していました。
物語は、新垣結衣さんが演じる主人公、作家の**高代槙生(まきお)**の姉夫婦が突然、交通事故で亡くなるところから始まります。行き場を無くした姉の娘、田汲朝(あさ)(早瀬憩さん演じる)を、槙生が引き取って一緒に暮らすことになります。
この導入がこの物語の根幹です。実は槙生は、姉のことが大嫌いで長年疎遠でした。そんな**「大嫌いな姉の娘」と、一つ屋根の下で生活を始める。血縁がありながら、まるで「違国」のように相容れない世界を生きてきた二人が、これからどうなっていくのか。この二人の関係性、特に槙生と朝の間に生じる変な距離感が、この映画の最大の見どころ**だと僕は感じました。
3. 映画の核心:二人の心の距離とその変化
朝は、両親を亡くした悲しみが癒えないまま、中学校の卒業式や高校の入学式を迎えます。しかし、槙生は姉との確執や不器用さからか、これらの重要な行事には出席をしませんでした。この槙生の行動は、保護者としての役割を果たせない不器用さと、二人の間にある**「変な距離」**を象徴していました。朝もきっと、寂しさを感じていたことでしょう。
お互いに遠慮し合い、ぎこちない共同生活が続きますが、ある出来事をきっかけに二人の関係は転換期を迎えます。
それは、朝が高校で部活動(バンド)を始め、作詞をすることになったエピソードです。朝は、その作詞について、作家である槙生に相談をします。これは、朝が槙生に対して心を許し、頼ろうとした、非常に大きな一歩だったように思います。
作家というプロの視点から、槙生は朝の作詞に向き合います。このやり取りを機に、二人は徐々に仲良くなっていき、これまでお互いを遠ざけていた壁が崩れていくのを感じました。不器用ながらも、徐々にお互いの存在を受け入れ、心打ち解けていった感じがしました。血の繋がりだけではない、新しい家族の形が築かれていく過程に、胸を打たれました。
新垣結衣さんの、時に冷たく、時に優しい眼差しを持つ複雑な槙生と、早瀬憩さんの、揺れ動きながらも前に進もうとする朝の演技が、この繊細な物語に深みを与えていました。
4. まとめ:鑑賞後の感想と次回への期待
「違国日記」は、年齢も性格も生活環境も異なる二人が、時間をかけて、時にはぶつかり合い、そして理解し合いながら一つの「家族」になっていく静かで温かい物語でした。
このような心に響く作品を、自宅で、自分のペースでじっくりと観られるAmazon Prime Videoのサービスには、本当に感謝しかありません。
この「違国日記」の鑑賞は、「ヒロヤス鑑賞記」の第1回目として、深く心に残る体験となりました。今後も、アマプラなどで観た素晴らしい作品の感想を、皆さんと共有していきたいと思います。
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